例外時代

 

 さらに、一九八〇年代後半からは、失業率をあからさまに引き下げようとして、サッチャー政権は失業者に疾病手当の死角を与えるよう医療機関に促した。そうすれば、もう失業者とはみなされなくなるからだ。