アラブ大変動を読む

〈アラブ大変動〉を読む――民衆革命のゆくえ

〈アラブ大変動〉を読む――民衆革命のゆくえ


[目次より]
 序章「恐怖の共和国」から「アラブの春」へ(酒井啓子
【第一部】 アラブ世界で何が起きたのか
 第1章 アラブ世界の新たな反体制運動の力学(ダルウィッシュ・ホサム)
 第2章 社会・文化運動としてのエジプト“一月二五日革命”(山本薫)
 第3章 エジプト政変をどう考えるか(松永泰行)
 第4章 イスラームと民主主義を考える(飯塚正人)
 第5章 アラブ革命の歴史的背景とレバノン・シリア(黒木英充)
 第6章 シリアへの政変波及がこれほどまでに遅れたのはなぜか(青山弘之)
 第7章 エジプトの「成功」とリビアの「ジレンマ」(酒井啓子
【第二部】 新しい民衆運動をどう考えるか
 討論 アラブ、そして世界への波及をめぐって
 エッセイ エジプト革命に寄せて(エルカウィーシュ・ハナーン)
【第三部】 “革命”がもつ意味と世界への影響
 第8章 ヨルダン・ハーシム王国におけるアラブ大変動の影響(錦田愛子)
 第9章 「革命」をハイジャックしたのは誰か(青山弘之)
 第10章 バハレーン
      ──否応なく周辺地域大国を巻き込む民主化運動の「不幸」(酒井啓子
 第11章 イラク
      ──「民主化」された国でのデモは、何を求めているのか(酒井啓子
 口絵 エジプトの民衆デモ──タハリール広場にて
 年表 アラブの春・クロニクル